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東京大学大学院情報学環・学際情報学府学際情報学専攻
21世紀COE「次世代ユビキタス情報社会基盤の形成」
第14回シンポジウム
デジタルアーカイブの「標準化」に向けて
〜次世代アーカイブとユビキタス技術が拓く未来〜
      
概要
 21世紀も既に8年目に入り、情報環境の急速な発展と並行して、人間社会のあらゆる情報が新たな価値と制度の下に急速に再編され、人々は日常生活においてデジタル化された情報を積極的に活用することが可能になりました。これは本21世紀COEが目指すユビキタス情報社会に向けて、世界が着実にその歩みを進めていることを物語っています。ユビキタス情報社会における情報の流通や知のありかたは、今後どのようにその姿を変えていくのでしょうか。
 文化遺産など、様々な文化資源をデジタル化し、現物資料の劣化を防止しつつデジタル化された情報を活用する「デジタルアーカイブ」が提唱されるようになって10年以上が経過しました。この間、日本に留まらず、世界で数多のデジタルアーカイブが構築され、運用されることで、それらは新しい知的生産の基盤となり、限られた人々の享受する文化資源を、より広い世界に向けて提供してきました。現在、デジタルアーカイブの羅針盤は、ユビキタス情報社会の本格的な到来を前に、新たな航路を示しています。個別に構築された世界のアーカイブは、その横断・統合的活用のために、技術やシステム、理念のゆるやかな「標準化」に向けて、新しいステージに移行しつつあります。
 本シンポジウムでは、図書館・文書館・ミュージアムというこれまで人類の文化的遺産を守り伝えてきた組織の現状とそのデジタル化の状況について議論するとともに、組織の枠組みを超えた次世代アーカイブのあり方として何が必要なのかを、理念的・技術的・システム的な課題とともに論じることで、ユビキタス情報社会において求められる知のあり方について検討いたします。

開催要項 http://ubinsoc.org/

日時  平成20年1月15日(火) 午後1:30 〜 午後6:00 (開場 午後0:00)

会場  東京大学 鉄門記念講堂
受付開始  12:00(アーカイブデモタイム 12:00−13:30)
開演    13:30
開会挨拶(吉見俊哉) 13:30−13:40
(東京大学大学院情報学環長)
基調講演(坂村 健) 13:40−14:20
(東京大学大学院情報学環副学環長・教授、
東京大学21世紀COE「次世代ユビキタス情報社会基盤の形成」
拠点リーダー)

報告(田良島哲) 14:20−15:05
(独立行政法人 東京国立博物館)
「ミュージアムの未来とデジタル・アーカイブ」

(休憩・アーカイブデモタイム  15:05−15:50)

パネル討論      15:50−17:50
(田良島哲・小川千代子・加茂竜一・杉本重雄・
馬場章(コーディネータ))
小川千代子(国際資料研究所)
杉本重雄 (筑波大学)
加茂竜一 (凸版印刷株式会社)
コーディネータ:馬場章
(東京大学大学院情報学環教授、東京大学21世紀COE
「プロジェクトA」責任者)

閉会挨拶(馬場 章) 17:50−18:00

主催  東京大学21世紀COE「次世代ユビキタス情報社会基盤の形成」

共催  凸版印刷株式会社

入場  無料

お申込み方法  定員:300名(先着順)
申し込み先:coe-symposium14@ubinsoc.org

 氏名・所属・連絡先をご記入の上、上記の電子メールアドレスでお申し込みください。なお申し込みの受け付けのお返事はいたしません。定員が超過しお断りする時のみご連絡いたします。
 お申し込みの時にご記入いただきました個人情報につきましては、本シンポジウムの参加者管理の目的以外には使用いたしません。
 会場には駐車場はございませんので、車でのご来場はご遠慮ください。
 事前申し込みをしていない場合でも、当日シンポジウム会場に余裕があれば参加していただけます。
 手話通訳や要約筆記等のサポートが必要な場合は、申し込み時にお申し出ください。