記録遺産を守るために
全国歴史資料保存利用機関連絡協議会【全史料協】
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東日本大震災臨時委員会 活動報告
平成23年10月12日現在
  全史料協東日本大震災臨時委員会は、5月26日の役員会で設置が承認され、以降様々な
  活動を行っております。簡単ですが、現状の報告をさせていただければと存じます。

  1.委員会構成
    委員長:小松芳郎(松本市文書館)、副委員長:青木睦(国文学研究資料館)、
    委員:小川千代子(国際資料研究所)、佐々木和子(神戸大学地域連携推進室)、
       小川雄二郎(BOSAIインターナショナル)、長谷川伸(新潟市歴史博物館)、
       島田克彦(桃山学院大学)、西村慎太郎(国文学研究資料館)、
       佐藤正三郎(野田市郷土博物館)
    事務局:牧野内生義(長野県立歴史館)、福島幸宏(京都府立総合資料館)
    オブザーバー:新井浩文(埼玉県立文書館)

  2.委員会の目的
    ・東日本大震災被災地における歴史資料・公文書等の保全及び廃棄・散逸の防止
    ・東日本大震災の経過に係る記録保全
    ・関係団体に対する要望活動

  3.委員会の開催
    ・第1回 6月9日 於:京都府東京事務所(東京都千代田区)
    ・第2回 7月2日・3日 於:ルートイン花巻(岩手県花巻市)・
                   旧第一中学校(岩手県釜石市)

  4.関係各所への要望活動
    ・5月27日 全国知事会・全国市長会・全国町村長会へ要望書提出
           全史料協会長:井口和起・副会長:小松芳郎
    ・6月8日 内閣総理大臣・関係閣僚・東日本大震災復興構想会議議長・
          民主党幹事長へ要望書提出
           全史料協会長:井口和起・参与小川千代子・理事(代理)池田幾夫

  5.東日本大震災水損資料復旧プロジェクト報告会の開催
    ・7月2日・3日 於:旧第一中学校(岩手県釜石市)
      文化財等レスキュー「人間文化研究機構内チーム国文学研究資料館」と共催
      参加者22名

  6.歴史資料等の被災状況調査
    ・7月28日にワーキンググループを開催。中間報告を2012年3月までにとりまとめ
     の予定。

  7.陸前高田市被災公文書の救援活動
    ・位置付け:東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援委員会の事業の一環として
    ・活動期間:8月29日〜9月22日 実働18日間 延べ49名が参加
    ・場  所:旧矢作小学校(岩手県陸前高田市)
    ・内  容:陸前高田市役所書庫において被災した公文書約12,000点の配列置き換え
          作業・乾燥作業・クリーニング作業など
    ・5月6日付けの「全史料協レスキュー要員登録のお願い」に応じて登録いただいた
     方々を中心に参加を呼びかけ。なお、陸前高田市役所・東北地方太平洋沖地震被災
     文化財等救援委員会・法政大学サスティナビリティ研究教育機構金慶南准教授グル
     ープ・神奈川県立公文書館などと連携しつつ、今後も救援活動を継続の予定

  ※臨時委員会の活動内容については、この全史料協サイトの「東日本大震災関係情報」
   欄に適宜掲載の予定です。ご参照下さい。
     http://www.jsai.jp/shinsai/index.html

  ※本文書のPDF版は こちら 


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