記録遺産を守るために 全国歴史資料保存利用機関連絡協議会【全史料協】
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東北地方太平洋沖地震における全史料協機関会員の安否確認情報
平成23年3月25日付 第七報


全史料協調査・研究委員会委員長 亀田孝
3月25日までに確認できた機関会員の安否情報を追加しました。
北海道立文書館特に被害なし
札幌市文化資料室特に被害なし
青森県県民生活文化課県史編さんグループ特に被害なし(3月18日確認)
青森市総務課市史編さん室特に被害なし(3月18日確認)
八戸市立図書館市史編纂室編さん室は被害なし。図書館は本がいくつか落下したが復旧、開館。(3月18日確認)
仙台市博物館市史編さん室博物館内にあり、博物館が堅牢なのと、山手にあるため、職員、資料ともに無事。館外に分散保存した資料については今後確認。交通インフラ被災、そして職員自身も被災者であるため、出勤に支障は出ている。電気がとまっているため、ホームページを見ることはできないが、全国の会員の皆さんにこちらの状況を知らせてくれるのはありがたい。(回答:鵜飼さん、昆野さん)
宮城学院資料室職員は無事だが学生の中には被害にあわれた方もいる模様。現在情報を収集中。同大学の建物は煉瓦を基調とした建物で外部に損傷があるため、耐震診断を経てからでないと中に入れない状態で、立入禁止となっている。そのため内部の状況も不明。耐震診断も、専門家の確保が現段階では難しいため、復旧に時間がかかる見通し。現在は、別の場所にて復旧作業を行っている。電気・ガス・水道がすべて止まっている状態で、大学としては卒業・入学式は行えず、4月一杯は復旧作業にかかる見込み。(3月22日午前、同大学資料室高橋さん)
宮城県公文書館(平成23年度より再入会) 建物は大丈夫だが、ガラス120枚ほどが割れたりヒビが入った。書架の8割が倒壊して、書籍が散乱している状態。現在、復旧作業のため閉館中。しばらく復旧にはかかる見通し。ライフラインは復旧している。(回答:宮城県公文書館 川名さん)
秋田県公文書館書架から簿冊が100冊ほど落下。閲覧業務は11日の地震直後から13日にかけて停止したが、今週からは通常どおりの業務を開始する。
能代市史編さん室特に被害なし(3月18日確認)
横手市史編さん室特に被害なし(3月18日確認)
大仙市教育委員会文化財保護課特に被害なし(3月18日確認)
福島県歴史資料館職員全員無事。資料床に落下。固定していない棚は、棚ごと傾き、資料落下。古文書は保存箱ごと落下。施設状況は、展示室や執務室のガラスが破損、現在、執務室を建物内の比較的安全な場所に移している。余震と原発の問題もあり、ボランティアはしばらく待ったほうがよい。いま欲しいのは情報と生活必需品、特に水。(3月15日午後、電話で本間さんから確認)
(本間宏氏からのメッセージ)
福島県文化センター仮ホームページ
http://yamagatuko.sakura.ne.jp/bunka/newpage1.html
茨城県立歴史館その後の確認により、文書館部門については,整理済文書が散乱し,保存文書箱も何箱か棚から落ちたことが判明。展示部門については、照明の落下等があったため、企画展閉会中
日立市郷土博物館建物に一部被害。全体の被害状況を調査中(3月18日確認)
古河市立三和資料館 少し書棚が倒れた程度。(3月18日確認)
栃木県立文書館利用者、職員無事。ごく一部の資料が床に落下。震災時、2名の職員が東北出張中であり、交通が混乱する中、帰任が遅れた。
芳賀町総合情報館壁に亀裂入った。エアタイトの展示ケースガラスにひび。土器の一部破損。図書・視聴覚資料の落下(7割程度)。
小山市文書館石蔵の瓦一部落下。書籍落下。外の石塀の一部崩れる。
群馬県立文書館一部資料の落下。外壁にひびが入る。
埼玉県立文書館棚の一部倒れ、書籍落下、散乱。
所沢市生涯学習推進センター雑誌類落下、展示物一部転倒。キャビネットの引き出しの飛び出し
戸田市立郷土博物館 耐震補強していない棚が倒れた。土器が一部破損
千葉県文書館基本的にほとんど被害はない。交通状況から職員の通勤に影響はあるが、開館は通常どおり。
浦安市郷土博物館電話がつながらない(この地域への電話がつながりにくい旨のKDDIの録音メッセージ)
成田市立図書館電話がつながらない(この地域への電話がつながりにくい旨のKDDIの録音メッセージ)
松戸市立博物館被害なし
東京都公文書館窓ガラスにひび。書庫内で資料が散乱。2、3日中に詳細が判明すると思う。通常どおり開館するが、原本資料については出納できないかもしれず、その場合はマイクロやデジタル化の複製物で対応する見通し。
板橋区公文書館書架からの資料の落下、地図収納用のスチール棚の転倒落下、マイクロフィルム収納用スチール棚の落下とそれに伴う16ミリフィルム保存用の金属缶の破損を確認。業務を行っていた職員は無事。現状復帰作業は13日に終了、照明等の電力消費を最低限にした状態で通常通り開館している(3月19日確認)
葛飾区郷土と天文の博物館本館被害なし。分館の壁一部崩落
江東区総務部総務課 (3月17日午前確認) 文書が床に落下。電動書架の損壊。職員にケガはない。
小平市立中央図書館 被害なし
豊島区立郷土資料館収蔵庫で貴重書の収納箱が落下。展示物の一部(村絵図)が落下
世田谷区立郷土資料館収蔵庫の一部破損。本の落下
品川区立品川歴史館被害なし
渋沢史料館被害なし
神奈川県立公文書館被害なし
神奈川県立図書館本館および新館で書架より書籍落下(復旧済み)
横浜開港資料館地震直後にエレベーター停止。庭の煉瓦床にひび入った
寒川文書館収蔵庫の棚のひとつがまがった
新潟県文書館被害なし
福井県文書館被害なし
石川県立図書館被害なし
金沢市立玉川図書館近世資料館被害なし
長野県立歴史館被害なし
松本市文書館被害なし


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