記録遺産を守るために
全国歴史資料保存利用機関連絡協議会【全史料協】
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研修会E
期日 
平成12年(2000)10月31日(火)午後1時
テーマ
2005年臭化メチル全廃問題と害虫対策 [発展コース]
講師
青木睦氏(国立史料館)
木川りか氏(東京国立文化財研究所)
内容
 2005年、史料害虫の薫蒸剤として、その優れた殺虫力、浸透性などの特徴から、広範に使用されてきた <臭化メチル(メチルブロマイド)>が全廃となる。すなわち、臭化メチル薫蒸法の転換を迫られている現在、代替薬剤の検討とともに、新たな方法の提案について熟知することが必要である。
 この研修会においては、各施設の保存計画の中での、生物被害対策の位置づけに関する基本的な考え方を示し、化学薬剤に頼らない徹底的な予防体制や、害虫の生態をうまく利用した生態的防除や物理的防除を取り入れた総合的害虫管理(IPM)という考え方と方法などを紹介していく。