全国歴史資料保存利用機関連絡協議会【全史料協】

第3分科会【専門職問題】



期 日 平成14年(2002)10月17日(木)午後1時
テ|マ 史料保存の担い手とその養成―専門職問題委員会の取り組み―
報告者 学習院大学 高埜利彦氏
内 容  
  すでに歴史資料となった過去の文書・記録のみならず、現在と将来にわたってたえず発生し続ける記録・文書を選別し、保存・管理するのがアーキビスト(文書館専門職)の役割であることは広く知られています。ではアーキビストだけが史料保存に携わるのかといえばそうではありません。すでに残されてきた史料を保存する担い手には、国や自治体の公共のアーカイブズ(文書館)を先頭に、自治体史編纂室などがありますが、そのほか民間の史料調査会の存在や個々人にまで担い手は及びます。たとえアーカイブズに勤務していなくとも史料保存の活動にはアーキビストとしての意識を持つことが望まれるのです。では、アーキビストの役割とは、その養成はいかに行なわれるのがよいのか、またアーキビスト資格制度はどのように確立していったらよいのか、専門職問題委員会のこの間の取組みを報告したいと思います。
 


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