全国歴史資料保存利用機関連絡協議会【全史料協】

研修会D



期 日 平成14年(2002)10月16日(水)午後1時
テ|マ 文書館の役割 <基礎コース>
講 師 高橋 実 氏(作新学院大学)
内 容  
 文書館は、記録史料を歴史文化遺産として保存し、活用する文化的機能をもつとともに、「自らが自らの文書記録をあまねくみんなのために、とおく未来に向けて保存し公開する」(文書館三つのみ)という社会的機能や行政的機能をもつ機関です。とくに今日では「知る権利と自由」を保証する民主主義社会に不可欠な施設として位置づけられるようになっています。すでに過ぎ去った世界を再構築するための素材(古文書など)を保存するだけでなく、同時にいま歩もうとしている時代の記録(現代の文書記録)を評価・選別して適切に残すことが文書館の仕事です。
 このような文書館は、組織・団体にとっても地域社会にとっても重要な情報の記憶装置であり、活用機関である。現代文書館が新しい21世紀でさらにどのような役割をはたすべきか、それを一緒に考えてみたいと思います。
   


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