全国歴史資料保存利用機関連絡協議会【全史料協】

視察Aコース



期 日 平成14年(2002)10月18日(金)午前8時受付、8時15分出発
@高岡市万葉歴史館

 富山県高岡市は、大伴家持をはじめとする『万葉集』ゆかりの地として、全国でも重要な所であり、万葉の詩情溢れる文化都市の創造をめざし、万葉のふるさとづくりを進めています。そして『万葉集』に関心の深い全国の方々との交流を図るための拠点施設として、平成元年の高岡市市制施行百周年を記念する事業の一環として高岡市万葉歴史館が建設され、平成2年10月に開館しました。『万葉集』に残された「歌」を中心として、日本最初の展示を試みた高岡市万葉歴史館は、万葉集に関する本格的な施設として、『万葉集』や「越中万葉の世界」を楽しみながら学んでいただける常設展示「家持劇場」や企画展示を行っています。また、『万葉集』とその時代を探求するため関係資料の収集・整理し閲覧できるようになっています。そして、その研究成果を全国に発信しています。
 
A富山県公文書館

 富山県公文書館は、県政に関する文書を保存・活用し、県政及び県の歴史に関する知識の普及と開かれた県政の推進を目的として、昭和62年3月に「富山県公文書館条例」が制定され同年4月「富山県公文書館」が開館しました。
 県政に関する重要な公文書、県が発行した刊行物などの行政資料、越中の歴史に関する古文書、富山県設置以後の歴史的公文書及び県の歴史に関する資料等を収集・保存しています。
 
B富山市売薬資料館  

 富山市民俗民芸村は呉羽丘陵の登り口に、 民衆的工芸品を陳列した民俗資料館、合掌造りの民家を移築した民芸合掌館、陶芸館、売薬資料館、郷土の水墨画家・の作品を展示した篁牛人記念美術館などが点在しており、それぞれの建物自体が展示品といえる、富山の歴史と文化を語るミニテーマパークです。視察で訪問する売薬資料館に展示されているのは、得意先に預けた薬の銘柄や数量、集金高、個人情報までを細かく記載した売薬さんの総合データベース。これをもとに各家庭の健康管理も行っていました。また薬と一緒に紙風船などのみやげや諸国を旅して得た豊富な情報を提供し、顧客との信頼関係を深めていきました。富山市民俗民芸村・売薬資料館では、そんな売薬さんの知恵がつまった数々の道具を一堂に見ることができます。
 
バスでJR富山駅までお送りします。JR富山駅13:00頃到着予定。


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