全国歴史資料保存利用機関連絡協議会【全史料協】

全体会3



期 日 平成14年(2002)10月17日(木)午前9時00分
テ|マ 富山県における史料保存のあゆみ
報告者 富山県公文書館 高森邦男氏
内 容  
 富山県公文書館は、県史編さん事業の後を受け継いで昭和62年(1987)4月に開館して以来、今年で16年めを迎えました。この間県史編さん事業で採訪した膨大な歴史資料や、県政に関する重要な公文書についても保存と活用に努めてきました。
平成元年には、歴史的文書保存利用懇談会を組織し、その後名称を変えながら県内における歴史資料の保存・利用活動に指導的役割を果たしてきました。しかし地域の行政の資料についても保存・活用を訴えるべく、平成13年度(2001)には新たに市町村の文書主管課にも呼びかけて富山県歴史資料保存利用機関連絡協議会(通称富史料協)を立ち上げました。
 こうして、県下の記録史料の保存・活用を考えていく場はできました。しかしながら、博物館・図書館、自治体史編さん室、そして行政の文書主管課の各機関会員は、それぞれに問題を抱え、活動は緒についたばかりです。こうした中から本報告では、本県における史料保存のあゆみを踏まえ、氷見市史編さん室の報告の前段として近年機運が高まりつつある自治体史(誌)編さんの問題にふれてみたいと思います。
 


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