記録遺産を守るために
全国歴史資料保存利用機関連絡協議会【全史料協】
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近現代史研究と文書館―利用者の立場からの一つの文書館論
期日
平成22年11月25日(木)9:45〜10:45
テーマ
「近現代史研究と文書館―利用者の立場からの一つの文書館論」
講師
竹永三男氏(島根大学法文学部教授)
内容
報告者は、官選知事の全国会議である地方長官会議及び行旅病人・行旅死亡人(「行き倒れ」)の歴史的研究のため、全国34都道府県の文書館及び文書館相当施設等を利用し、都道府県庁文書を中心に所蔵史料を閲覧してきた。報告では、そこでの体験と各館に対するアンケート調査等に基づき、研究目的で文書館を利用している者が直面した次の諸点について検討する。
1. 利用者に対する案内・サービスの全国各館の状況、2. 個人情報保護等による所蔵文書の公開規制に関する全国各館の方針と運用の実際、3.「利用が進むことで文書館の機能が向上し、その恩恵を利用者が享受できる」ような利用の仕方、利用者と文書館の関係はどのようなものか。